年末ライブレポ④~COUNTDOWN JAPAN FES DAY2(2005.12.30 幕張メッセ)~ [LIVE 2005]
初の、COUNTDOWN JAPAN FES 2005-06。
12月30日の一日券のみ、友人からのおこぼれで購入。
そして、私は声を大にして言いたい。
見習えよ、クリエイティブマン。ロッキング・オン社の姿勢をよ。
ったく、同じ所を使って、どうしてこうも『差』が出るのかが、分からない。
ま、確かに、さまざまな出版物などを扱っている、「rockin'on」社の方が、一興行元である、「creative man」よりも、財政的に安泰なのかもしれない。
各出演者のギャラの差だって、あるだろうし。
が。
おそらく、「rockin'on」の場合は、まず、「観に行った自分達が『最高』だと思えるフェス」を徹底的に追求しに行くのに対し、「creativeman」の場合は、「とりあえず、大物アーティストを片っ端から呼んで、あと(主に、オーディエンス)は放置」的な姿勢が、くっきりと出てるからこうなるのではないかと、邪推する。
フェスを「する」側と「観に行く」側の立場の違いっての?
もうくっきり。痛々しいくらいに、くっきりと差が出ている。
COUNT DOWN FESに、何に一番感動したかって言えば、「クローク設備の充実」(割と迅速)、「室内ステージ(Moon Stage除く)に、必ずモニターを1台設置」、あと、充分な「食事スペース(座席)」の確保と「休憩スペース」の設置。
これ、本当に重要だった。
SUMMER SONICは、休憩スペースはもちろんだけど、食事できる場所が、圧倒的に少ない。大部分の人間が、床でご飯を食べることになる。
あんまり、精神衛生的に良くない。
クロークだって、昨年にようやく出来たくらいのもので、それまで幕張メッセにあるロッカー以外は、全部自分で持っていかなきゃならない。
本当に、うっとうしい。
あと、フェス中の途中休憩って、本当に良いと思った。
途中、ほんのちょっとでも仮眠できた後のライブって、結構体力復活できて盛り上がれるんだよね。これは、大きな発見。
後は、トリのライブ終了後に、余韻に浸れるところ。
SUMMER SONICは、とっとと追い出される。
その姿勢が、一番嫌。
まあ、グチ言ってもしょうがないので、そろそろ本当にこの日のライブレポしましょう 。
<POLYSICS>
とにかく、私以外(なにせ、ポリを見るのが初めてだったもんで、CDも何も予備知識がまったくなし)の同行した友人達全員一致で、 「最初は当然POLYSICS!!!!」ということで、同行した(苦笑)。
初めてライブを観た。
これは最高!!!!
確かに、「KAISER CHEIFS」のオープニングアクトでも全然OK!!!ってか、観てみたい!!そのライブ!!
ハヤシ氏、最高だ!!
ただ、予備知識が全くないため、どの曲でどう盛り上がったか、ってのは、書けない。
だけど、シュールな笑いと高血圧VS低血圧の戦いと、恐ろしいほどカッコいいサウンド。
KAISER CHIEFSとは全然違うけど、KAISER好きならPOLYも聴け!!
ってな感じ。
こりゃあ、海外で受けるわ。受けるはずだわ。
ってことで、ワタクシ。
急遽友人に誘われて、1月21日のPOLYSICSのライブに緊急参戦いたしました(←大馬鹿者)。
すっげえことになりそう。リキッド。※いや、想像どおり凄かった。
雪が降ろうが、槍が降ろうが、
TOISU!TOISU!TOISU!!!!!(←洗脳)
<グループ魂>
この日の最大のお目当て。
メインステージのアリーナ後方で、ステージを観る。
目の前にいる、やたらベタベタしやがるカップル(男が上にも横にもデカイので、視界遮られまくりで、さらに怒り度が↑)にムカつきながらも、場所をときどき移動しながら、鑑賞。
最高。
生、最高『グループ魂』!!!!
確実に「18歳以下お断り」のステージだったけど、もう笑いっぱなし。
しっかり紅白へのツッコミもしてたし(の割には、『君にジュースを買ってあげる』をやらなかったけど)。
「平均年齢38歳、オリコン初登場42位」のネタは、この日も翌日も同じでしたな。
(うろ覚えのため、間違ってると思うけど、こんな事言ってました)
「スキウタで上位だった人たちがどんどん落とされてるのに、何で俺らが選ばれたのかが、未だに分からない」(byクドカン)
「去年だっていっぱいいっぱいだったのに、今年はもっと大きいステージでもっと人(=オーディエンス)が増えて・・・・・・・・やりにくいな」(by阿部サダヲ)
などなど。
個人的に大好きなナンバー、「竹内力」、「本田博太郎~Magical Mystery UPAAAAAAAAAA!!!~」、「就職しやがれ!!!」などの名曲を聞けたので、とーっても大満足。
昔なつかしのスリッパはたきでのツッコミとか、笑いどころも盛りだくさん。
一度観たら、辞められない『グループ魂』。
っあ~!!!追っかけたい!!!
ってか、女子にはこういう生き方が許されないのが、ちょっと哀しい。
<GRAPEVINE>
初めての、生のGRAPEVINE。
「スロウ」が出た頃は、夢中になって良く聴いた。今も聴いてる。
「Reverb」も、凄く好き。
田中和将の歌詞は、時に難解すぎて、訳がわからないときもあるけど、『感情』の揺れ動き、特にネガティブな感情を冷静な視点で捉え、言葉で上手に昇華するところなどが、特筆モノです。
初めてのGRAPEVINEのステージは、やはり大舞台慣れしていて、堂々とした風格を感じさせる、素晴らしいステージでした。
私が知っている曲は、一曲もやらなかったので、なにがどうとかは書けませんが、それでも、こんな素晴らしいバンドが、未だ世間にあまり認知されていないことに本当に腹が立つ。
誰かを愛することに迷った時。
GRAPEVINEの曲を聴いてみるといい。
田中和将の詞に、目を通してみるといい。
きっと、そんな迷いも何もかも、受け入れてくれる、そして、次の一歩を踏み出すきっかけのようなものを与えてくれる。
GRAPEVINEというバンドは、そんなバンドのような気がする。
巷のどのバンドよりも、言葉がずっと胸に届いてくる。
一見の価値あり。
真剣に、保証します。
<PENPALS>
正直に書きます。
私は、このライブが最初で最後の「PENPALS」のライブであり、初めて「PENPALS」の楽曲を聴きました。
だから、どの曲でどう盛り上がって・・・・・・・・とかは書けません。
この日観た、どのアーティストでもそうなんだけどね。
だから、また雰囲気重視で書かさせていただきます。
とてもとても温かい、「Farewell Party」。
そんな感じがした。
このライブを以って『解散』。
その切なさもある。
だけど、だからこそ、良いライブにしよう。
そんな思いが、アーティスト側も、オーディエンス側両者の心が一つになる。
最初から最後まで、そんな暖かい空気の中で、彼らは一体となり、身体いっぱいその『場』の盛り上がりを感じていたのではないかと、推測した。
ただ。
個人的には、もう『次』のステージに踏み出していて、一旦、原点に戻り、きっちりケジメをつけて、また踏み出したステージに戻っていく。
そんな印象を受ける場面があった。
今の記憶は、だいぶ薄らいでしまったので、この記述が間違っていたら申し訳ありませんが、アンコールかなんかの時、ラガーマンの衣装でメンバー達が出てきた後にやっていたのは、「AMERICAMAN」のことだろうか?
「すっごい思い入れがあるんだよね」って、軽くエピソードを披露してくれた。
このとき、このメンバーで培った10年間のことを考えながら、聴いていました。
ハヤシ君の体調のことを慮りながら(でも、前日のイベントでは、「(このライブがあるから)今日は飲まない!」って言ってたけどね)、内心ハラハラしながら見てたけど、とてもとても良いライブだったと思います。
「ちょっと時間押しちゃうけど、しょうがないよね?皆で謝っちゃいましょう!!」
って言った後の、全員での『ごめんなさーーーーい!!!』の大合唱(?)は、今でも覚えてます。
結局、この日最後に終了したライブだったけど、その後の余韻もゆっくりと味わえてよかった。
最後の最後に、このバンドのライブを観れて良かった。
2005年のライブを、体調不良を起こすことなく終えられて良かった。
いろんな『良かった』を胸に秘めながら、友人と幕張を後にしました。
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